プロ野球育成枠が「FAのプロテクト外しに」「億もらってる選手が育成に」選手会が問題提起 規約変更へ協議求める
NPBと日本プロ野球選手会の事務折衝が31日、都内で行われた。選手会の森忠仁事務局長は育成枠の運用について、規約の変更を目指して協議していく希望を明かした。
現状の制度では「はっきりは検証できてないですけど、FAのプロテクト外しみたいなものに使われているんじゃないかと」と明かし、「億(年俸1億円以上)もらっている選手が育成だったりするっていうのもあったりとか。ケガで、みたいなところで育成の使われ方っていうのが絡んでいるのかなと思っているんで。ちょっと話をしたいです」と訴えた。
現行ルールでは問題がないため「規約をちょっと変えていきたいっていうのはあります。本来のように育成は使ってほしいというのがあるんで」と語った森事務局長。「見るからにちょっと育成っていうネーミングと合ってないっていう。趣旨的な、当初の…じゃないんじゃないかっていう問題点です」と現状を分析した上で「いろいろ協議して。いまはまだ協議の段階かな」と明かした。