日本ハム・江越 7年ぶり2戦連発!限定ユニ「僕が一番似合っていたのかな」
「日本ハム5-0ロッテ」(13日、エスコンフィールド)
ユニホームの襟を立てた日本ハム・江越大賀外野手(30)が、お立ち台でイタズラっぽく笑った。「僕が一番、似合っていたのかなって」。デザインした新庄監督の願い通りに、カッコいいヒーローになった。勝利を手繰り寄せた2戦連発の特大3ラン。“スーパーサイヤ人”が試合を決めた。
三回だ。2死から3連打で2点を先制。続く一、三塁で江越が打席に立った。ロッテの先発・森に対して1ボールから2球目、134キロのスライダーを狙っていた。「コンパクトに、体を振らないようなスイング」で新球場の最深部、左中間スタンドに突き刺した。
加藤豪、清宮ら主力が次々に故障離脱する中、手負いの江越は出場を続ける。右手首と左あばら骨、2カ所を骨折中。それでも試合前練習では頻繁に、監督に助言を受け打撃フォームを改造している。伝えられたのは手首の使い方で「フックグリップ」に矯正。右手首をかぶせるように握ることで、インパクトでヘッドが下がらないように意識している。
2戦連発は阪神時代に3戦連発を記録した16年4月7~9日以来。新庄監督も「急にスーパーサイヤ人になった」と、驚きの“戦闘力アップ”を絶賛した。「明日からもそう言われるように頑張りたい」と江越。新天地で覚醒を続ける不死身の30歳。進化はまだまだ続きそうだ。





