立命館宇治の二刀流 北川が先制打含む2安打3打点と奮起 決勝進出に貢献

 「春季高校野球京都大会・準決勝、立命館宇治6-5乙訓」(13日、わかさスタジアム京都)

 立命館宇治が乙訓との接戦を制し、決勝に進出した。

 「3番・投手」で出場した二刀流の北川陸翔外野手(3年)が2安打3打点とバットで奮闘。初回、無死一、二塁で打席を迎えると、右中間へ2点適時二塁打を放ち先制点を奪った。

 5点リードの四回にも勝負強さを発揮。無死一塁のチャンスで右中間へ適時二塁打を放ち、リードを広げた。

 高校通算37本塁打を誇るスラッガー。大会前はコンディション不良で打撃不振だったが、復調した姿を見せ「勝ちに貢献できてよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 ただ、投手としては制球に苦しみ、2回途中で無安打ながらも3四球で降板。「直球が高めに抜けてしまった」と反省する。

 14日の決勝は京都国際と対戦。里井祥吾監督(39)は、「最後、粘り強く1点を守り切れたという所は良い経験ができている」と手応えを口にし、府大会優勝を狙う。

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