ヤクルト 43歳の石川が快挙!新人から22年連続勝利のプロ野球タイ記録 最速134キロで虎打線を六回途中無失点

 6回、打席に小野寺を迎え降板となった石川(19)を迎える高津監督(中央)=撮影・中田匡峻
 6回途中、降板する・石川(右)=撮影・山口登
 先発し力投する石川(撮影・山口登)
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 「阪神0-5ヤクルト」(10日、甲子園球場)

 ヤクルトが快勝。2連勝で借金1とした。球界最年長・43歳の石川がプロ野球記録に並ぶ、新人から22年連続勝利の大偉業を成し遂げた。

 石川は最速134キロながら、内外角を投げ分ける老練な投球で阪神打線を翻弄(ほんろう)。大山、佐藤輝と一発のある打者には、バットの芯をかわし、ボールをまともに飛ばすことを許さなかった。

 ベテランとしての神髄は三回。先頭から2連打で無死一、二塁のピンチ。それでも西勇にはバントも許さず遊ゴロ。得点圏打率5割近くの近本には遊飛で走者の進塁すら許さず。そして中野を一ゴロに仕留めて無失点。涼しい顔をしてベンチに戻った。

 走者を残し、六回途中で降板。後を継いだ木沢が無失点で投げきって、結果的に5回1/3を無失点で今季初勝利を挙げた。近鉄・米田哲也以来2人目となる、入団から22年連続勝利。息長く、コンスタントに投げ続けた投手だけが得られる記録に到達した。

 打線は四回に2死から四死球で満塁とし、オスナが2点適時打で先制。七回には2死一、三塁から野手最年長の青木が内野安打で激走し、追加点をもぎ取った。

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