DeNA・牧 V撃堅首!ハマスタ7連勝「振れていなかった」早出特打でフォーム修正

 1回、牧は右中間に先制適時二塁打を放ちガッツポーズ(撮影・佐藤厚)
 お立ち台に立つDeNA投打のヒーロー、(左から)ガゼルマン、伊藤、牧
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 「DeNA5-3ヤクルト」(25日、横浜スタジアム)

 ブルーのライトがスタンド一面に輝く。DeNA・牧秀悟内野手は勝利の余韻に浸りながら、少しだけ笑った。「情けない打撃をしていた。練習して今日は打てました」。4番として背負う重責がある。ハマスタ7連勝で、首位堅守だ。苦しみ、もがいた先に見えたのは絶景だった。

 初回、一気に勢いをつけた。1死一、三塁と好機をつくり、打順は4番へ巡った。前カードの広島3連戦では無安打。状態の上がらない主砲だったが、真ん中に甘く入ったカットボールを強振。「好きな打球方向」と手応え十分の打球は右中間フェンスを直撃。本塁打以外では今季初の適時打となった。

 ベンチに向けて強く拳を握ると、五回1死は止めたバットに当たった打球が右前打となるラッキーもあってマルチ安打。快音の裏には志願した早出練習参加がある。「振れていなかった」と打撃フォームを修正。ボール球に手を出していた現状の課題と向き合い、勝利に導いた。

 「何も心配することない。自分らしく」

 なかなか結果が出ない日々で、石井チーフ打撃コーチからかけられた言葉に救われた。大和や宮崎…先輩らに助言を求めた時もあった。「今日は長野から親戚が40人くらい来ていたので、打ててよかったです」。1826日ぶりに立った首位を、4番の一打で堅守。簡単には譲らない。

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