オリックスの開幕投手は山下舜平大 中嶋監督も期待「これからの野球人生の始まり」

 オリックスの開幕投手が高卒3年目の山下舜平大投手(20)に決定した。中嶋監督が「山下舜平大です」と明言した。

 指揮官は「そうなればいいな、というのもありました。開幕戦でもちろん緊張するでしょうし、初登板も緊張すると思いますけど、いっぺんにやっちゃった方がいいかな」と話した。

 相手は西武。「自分の投球をしてほしい。臆することなく、どこまでやれるのかというのを。これからの野球人生の始まりなので」と期待した。

 山下は福岡大大濠高校から20年のドラフト1位でオリックスに入団。昨季までの2年間は1軍での登板はなかった。ただ、昨季のCSファイナルSや日本シリーズではブルペン入り。登板こそなかったものの、1軍の空気を味わっている。

 昨年11月には両足首付近の三角骨摘出手術を受けた。春季キャンプでは患部の状態を確かめながらではあったが、初ブルペンで154キロを計測。順調にステップを踏み、3月4日のオープン戦・阪神戦(甲子園)では自己最速を更新する158キロをマーク。同10日の巨人戦(京セラ)でも最速タイを記録した。

 同17日の広島戦では4回2/3を投げ、4安打2失点で10奪三振。着実にステップを踏んできた。24日の阪神戦(京セラ)でも自己最速タイの球速を記録し、6回3安打2失点で7奪三振と好投した。

 2リーグ分立後、プロ2年目以上で1軍未登板の投手が開幕投手を務めるのは史上初。1軍初登板が開幕投手でも、球団では1954年に阪急の梶本隆夫が務めて以来、69年ぶりとなる。

 チームの先発陣は山本と宮城がWBCを戦い、山本はこの日のウエスタン・阪神戦で凱旋登板を果たした。山崎福や山岡、田嶋らの強力投手陣に期待の右腕が割り込んでいく。

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