巨人開幕投手大丈夫?最有力候補のビーディが乱調 原監督自らマウンドに赴き交代宣告

 4回途中、マウンドのビーディのもとへ行く原監督(撮影・佐々木彰尚)
 4回、フランコに左越えソロを浴びたビーディ(撮影・佐々木彰尚)
 1回、楽天打線を無失点に抑え、小林(左)とタッチをすビーディ(撮影・佐々木彰尚)
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 「オープン戦、巨人-楽天」(24日、東京ドーム)

 巨人の開幕投手最有力候補であるタイラー・ビーディ投手が先発し、四回途中5安打5四死球で降板した。まさかの乱調にベンチの原監督も険しい表情で戦況を見つめ、投手交代時は自らマウンドに赴いて右腕に降板を告げた。

 初回から制球が安定しなかった。先頭・小深田にボール先行の投球から中前打を浴びると、次打者・阿部には四球を献上。捕手・小林の二盗阻止や併殺打でなんとか無失点で立ち上がり、序盤は失点を与えなかったが、四回に暗転。先頭・阿部に左中間へ先制ソロを浴びると、次打者・フランコにも左翼席へ2者連続被弾。さらに浅村に死球、島内に右前打、ギッテンスには再び四球を与えた。

 無死満塁から併殺崩れの間に失点。さらに次打者・黒川にもみたび四球を与え、原監督がベンチを出て投手交代を告げた。

 巨人の開幕ローテーションはビーディ、グリフィン、赤星、横川、戸郷、メンデスが有力。当初は菅野が開幕投手の最有力候補だったが、18日のオープン戦で右肘に張りを訴え、1回1失点で緊急降板。開幕投手を務めることが絶望的な状況となっている。頼みの新助っ人まで開幕目前で不安を露呈することになってしまった。

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