専大松戸 エース平野がまさかKOで4強ならず 指揮官は継投悩むも「どこまで通用するか試したかった」

 広陵に敗れ、スタンドの応援団に向かって駆け出す専大松戸ナイン(撮影・北村雅宏)
 広陵に敗れ、整列する専大松戸ナイン(撮影・北村雅宏)
 試合を終え、専大松戸・平野大地(左)は広陵・真鍋慧と握手をする(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・準々決勝、広陵9-2専大松戸」(29日、甲子園球場)

 最速151キロ右腕として注目されていた平野大地(3年)がまさかの2回途中6失点降板し、専大松戸(千葉)の進撃がストップした。

 2回に幸先よく自身のバットで中前へ先制打。しかし、直後に落とし穴が待っていた。無死一、二塁からの送りバントを処理しようとしたところ一塁へ悪送球し、同点に。このミスを引きずったのか、そこから一気に畳みかけられた。

 それでも、チームは記念すべきセンバツ初勝利を挙げ、8強まで進んだ。74歳のベテラン、持丸修一監督は「平野は送球ミスで動揺したのかも知れない。早めの継投も考えたが、どこまで通用するか試したかった。悔いはない」と味のある言葉を残した。

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