大阪桐蔭が初戦突破 エース前田が1失点完投 西谷監督「粘り強く投げてくれた」史上初2度目の春連覇へ強豪・敦賀気比に勝利

 先発し力投する大阪桐蔭・前田悠伍(撮影・山口登)
 3回、レフトへ適時三塁打を放つ大阪桐蔭・村本勇海(撮影・伊藤笙子)
 敦賀気比を破って初戦突破し、前田ら選手たちをたたえる大阪桐蔭・西谷監督(左)=撮影・伊藤笙子
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 「選抜高校野球・2回戦、大阪桐蔭3-1敦賀気比」(20日、甲子園球場)

 史上初となる2度目の春連覇を目指す大阪桐蔭(大阪)は三回、2死から内野安打と悪送球の走者を二塁に置き、村本勇海内野手(3年)の左越え三塁打で先制すると、続く徳丸快晴外野手(2年)の左前適時打で追加点を奪った。

 敦賀気比(福井)は初回から大阪桐蔭の先発・前田悠伍投手(3年)に2安打を浴びせるなど積極的に攻め続け、0-2の四回には無死一塁から友田泰成外野手(3年)が左越え適時二塁打を放ち1点を返した。

 先発の背番号18・竹下海斗投手(2年)が六回まで2点に抑えたが、継投に出た終盤に大阪桐蔭打線につかまった。

 試合後、大阪桐蔭の西谷監督は「簡単には勝てないと覚悟していったが、そのような試合になった」と総括。8安打1失点で13奪三振完投のエース前田については「本調子じゃない感じだったけど、粘り強く投げてくれた」とたたえ、今後の戦いへ「もっともっと鍛えて、粘って粘って粘り抜く大阪桐蔭の野球をしたい」と話した。

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