英明が初のセンバツ勝利!智弁和歌山を破る 八回大ピンチでアクシデントも続投の寿賀が好投!

 8回、送球を左腕に受けながらも続投してピンチを切り抜け、香川純平監督(左)に迎えられる英明・寿賀弘都(撮影・伊藤笙子)
 智弁和歌山に競り勝ち、涙をぬぐう英明・香川純平監督(撮影・伊藤笙子)
 智弁和歌山に競り勝ち、喜びを爆発させる英明ナイン(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・2回戦、英明3-2智弁和歌山」(19日、甲子園球場)

 英明が下馬評を覆し、3度目の出場で初の春1勝を挙げた。

 先制したのも英明。6回2死一、二塁から4番の寿賀が左前へ運んだ。同点で迎えた8回には連打で一、二塁とし2死から中浦の左前打などで2点を入れた。

 8回裏には1点差に迫られ、なお1死二、三塁のピンチ。英明の捕手が二塁へ送球しようとしたところ、2番手でマウンドに上がっていた寿賀の左腕を直撃するアクシデントが発生した。その場にうずくまったが、7分後に治療を終え、2ボールから試合は再開。執念の続投で1点のリードを守り切った。

 智弁和歌山は毎回のように走者を出しながら英明先発の下村を打ちあぐねていたが、1点を先制された直後の6回に反撃。2死二塁から9番・杉本が中前に同点打。8回にも1点を返したが、なお1死満塁の好機を生かせず、昨夏に続き2季連続の初戦敗退となった。

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