阪急の盗塁王、バルボンさん死去 通訳でも人気、89歳

 プロ野球阪急で盗塁王に3度輝き、関西弁を駆使した通訳としても活躍したロベルト・バルボンさんが12日、急性肺炎のため兵庫県西宮市内の病院で死去した。89歳。キューバ出身。

 走攻守そろった内野手。米大リーグ経験はないが、阪急(現オリックス)に入団した1955年にパ・リーグ最多163安打を放って49盗塁を記録した。58年から3年連続盗塁王。近鉄に移籍した65年限りで現役引退。ベストナイン1度。

 引退後は阪急のコーチを務めたほか、球団通訳ではギャグを交えた大ざっぱな日本語訳が人気を集めた。

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