阪急ブレーブスで活躍したロベルト・バルボン氏が死去 死因は急性肺炎 ブーマーらの通訳も務める

 ロベルト・バルボン氏(2016年撮影)
 現役時代のロベルト・バルボンさん
 現役時代のロベルト・バルボンさん
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 オリックスは17日、阪急ブレーブスの内野手として活躍したロベルト・バルボン氏が12日に急性肺炎のため西宮市内の病院で死去したことを発表した。89歳だった。

 バルボン氏はキューバ出身。1955年から64年まで阪急ブレーブスに所属し、55年に最多安打、58年から60年まで3年連続で盗塁王を獲得した。現役引退後も日本にとどまり、テレビ中継の解説や阪急のコーチを務めた。以降も球団職員としてブーマーやマルカーノらの通訳を担当。オリックスジュニアの監督も務めた。

 晩年も甲子園球場に姿を見せるなど、日本の野球に携わってきた。異国で活躍を目指して来日してくる助っ人の良き相談役にもなっていた。なお通夜、告別式は家族葬にて執り行われた。

 ◆ロベルト・バルボン(Roberto Barbon)

 1933年3月13日生まれ、キューバ出身。現役時代は右投げ右打ち。内野手。キューバ高から米マイナーリーグを経て来日。55年から64年まで阪急に在籍し、65年は近鉄。55年に最多安打、58年に二塁手でベストナイン獲得。同年から3年連続盗塁王獲得。1000本安打、300盗塁達成は外国人史上初。通算1353試合出場で打率・241、33本塁打、260打点。65年に32歳で引退後も、祖国でキューバ革命が起こったため日本在住。阪急球団職員などを務め「うれしい言うとるよ」などとアバウトな通訳でも楽しませた。愛称チコ(坊やの意味)。

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