バレー川合俊一会長、31歳で死去の藤井直伸さん想い大号泣「彼の名前出しただけでも…」言葉詰まらせ哀悼

 胃がんで死去した藤井直伸さんを想い、言葉を詰まらせて号泣する川合俊一会長
 胃がんで死去した藤井直伸さんを想い、言葉を詰まらせて号泣する川合俊一会長
 胃がんで死去した藤井直伸さんを想い、言葉を詰まらせて号泣する川合俊一会長
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 日本バレーボール協会の川合俊一会長(60)が16日、都内で行われた理事会後にオンラインで取材に応じた。東京五輪男子代表の藤井直伸さんが胃がんのため31歳の若さで10日に亡くなったことを受け、「彼の名前を出しただけでも…すみません。本当に悔しい」と言葉を詰まらせて大号泣。日本協会としては追悼イベントなどは今のところ予定していないというものの、「色んな方、同僚や仲間が考えてくれていると思う。そういう話が(協会に)上がってきたら全力で(協力したい)。彼がとんでもなくバレー界に功績をもたらしてくれたということが残るようなことができたら…」と言葉を絞り出し、哀悼の意を表した。

 藤井さんはセッターとして、16-17年シーズンに東レを8年ぶりの優勝に導いた。17年に全日本に初招集。18年アジア選手権優勝に導くなど存在感を発揮し、東京五輪代表にも選出されるなど、今後の活躍にも期待が集まっていた。しかし、22年2月に胃がんが発覚し「ステージ4」であることを公表。闘病生活の末、今月10日に死去したことを所属する東レが12日に発表した。妻は女子元日本代表の佐藤美弥さんで、21年9月26日に結婚したばかりだった。

 東レ入団時から藤井さんを見ていた矢島久徳氏は「大学から東レに行って、これほど努力して練習するとこういう(素晴らしい)選手になるんだなと、見習ってもらいたい選手の典型でした。偉業を成し遂げた選手」と故人をしのんだ。「本当だったらもっと現役をやって、(引退後も)コーチや監督、代表関係のスタッフになるポテンシャルを持った選手だった。残念でならない」と早すぎる別れを惜しんだ。

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