橋爪四郎さん94歳で死去 日本水泳界を故古橋広之進とともにけん引

 戦後の日本水泳界を故古橋広之進とともにけん引し、日本が敗戦後初めて参加した1952年ヘルシンキ五輪の競泳男子1500メートル自由形で2位になった橋爪四郎さんが9日午後8時5分、前立腺がんのため東京都大田区の自宅で死去した。94歳。和歌山市出身。葬儀・告別式は17日午前11時から大田区南雪谷2の1の7、公益社雪谷会館、喪主は長男伸浩(のぶひろ)氏。

 和歌山の海草中(現向陽高)卒業後、日本大へ。48年、敗戦国だった日本が参加を許されなかったロンドン五輪と同時期に開かれた日本選手権の1500メートル自由形で古橋と激しく競り合い、ともに米国人の五輪優勝タイムを40秒以上も上回った。

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