ヤクルト石川 狙う史上最年長43歳開幕投手 「毎年ぶれずに目指している」
今季球界最年長のヤクルト・石川雅規投手が43歳の誕生日前日の21日、開幕投手や同世代に向けた熱い思いを打ち明けた。
昨季は6勝4敗、防御率4・50と年齢を感じさせない活躍でリーグ連覇に貢献。秘訣(ひけつ)は「若い選手がいるから刺激になって、追いつこう、追い越そうという気持ちになる。彼らのおかげ」と気取らない。
開幕投手への思いも変わらない。「毎年ぶれずに目指しているところ」。抜てきとなれば大野豊(広島)の42歳7カ月を超えて年長記録。自身通算10度目の大役に向けて、若手と最後まで競い合う。
同世代の希望でもある。昨季限りで現役を引退した能見(前オリックス)と内海(西武2軍投手コーチ)からはエールを送られた。「チームは違えど、彼らがいたから僕も負けないぞと。1軍のマウンドで結果を出す姿を見せたい」と表情を引き締める。
球界最年長野手の同僚・青木も健在だ。後輩が41歳を迎えた5日の誕生日には「おじさん頑張るぞ!」とプレゼントと共に共闘を誓った。
通算183勝で、同200勝まで残り17勝。大台が迫っているが、「一つ勝たないと二つ目はない」と冷静。おじさんの期待と希望を背負い、プロ22年目も一つずつ勝利を積み重ねる。




