落合博満氏 横浜臨時コーチ時代に印象に残った若手を語る「時間を使ったのは多村」

 元中日監督・落合博満氏が13日、自身のYouTubeチャンネルを更新。01年に横浜(現DeNA)の臨時打撃コーチを務めた際、印象に残っている選手について語った。

 01年、当時横浜の監督だった森祇晶氏からの依頼で、臨時コーチに就任。「時間的に一番使ったのは多村」と、当時を振り返った。

 多村仁志は当時、プロ7年目を迎えていた、目立った成績は残せず。落合氏は「自分でブレーキをかけちゃう、というそういうタイプの選手。あっち痛い、こっち痛いって。持ってるものは素晴らしいんだけど、それを期待しながらやるんだけど、シーズン中、あっち痛いこっち痛いって休みがち」とした。

 落合氏は「体力不足といえば、体力不足なのかもしれないけどね」とけがの多さについて語り、当時はその多村を開花させようと徹底指導。「これからやる練習、ついてこられるか、と言ったら大丈夫ですというから、やれるもんならやってみろと、3時間くらい振らせた記憶がある。休みなしだからね。フラフラになって出てきたと思うよ。フラフラになってからいい形にはなっていたけどね」と懐かしそうに語った。

 多村は04年には40本塁打。ソフトバンク時代の10年も27本塁打を放つなど、通算195本塁打をマークした。

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