ロッテ・中森が最速150キロ計測 吉井監督も期待感「いいボールを投げてます」
「フェニックス・リーグ、ロッテ8-4オリックス」(30日、SOKKENスタジアム)
ロッテの中森俊介投手がフェニックス・リーグ、オリックス戦で初登板し、球場の表示で最速150キロをマークするなど、1回を1安打無失点に抑え、指揮を執った吉井新監督から球質を評価された。
明石商から20年度ドラフト2位で入団。当初は早期でフェニックスリーグに登板予定だったが、足を痛めて調整が遅れていたが、ようやく実戦がかなった。六回からマウンドへ。1死一塁から山中を二飛。池田には内角149キロ直球で遊ゴロに抑えて無失点。ホッとした表情でマウンドを降りた。
「今日はストレートとカーブだけでしたけど、ストライク先行で、どんどん押していくことをテーマにしながら投げて、結果的に少ない球数で抑えることができたので、よかったと思います。来年はどこでもいいので1軍に呼んでもらってチームの勝利に貢献できるように全力で投げることができればと思っています」と力を込めた。
初めて投球を見た吉井監督は「いいボールを投げてますし、出てくる子はどーんと突き抜けて活躍するので、それを期待したいですね」と大物感に期待を寄せた。
吉井新監督はフェニックスリーグで本塁打を量産する山本斗には「ダイナマイト」と名付けたが、中森の呼び名については「中森は中森です。あいつらは(中森明菜の)年代ではないので、ワシは好きやけど」とまだ、普通の呼び名で呼んでいることを明かした。