1位指名公表、異例の7球団目 楽天は立大・荘司投手 石井GM「長く先発の屋台骨を」

 楽天・石井一久GM兼監督(49)は18日、20日に行われるドラフト会議で、立大の荘司康誠投手(22)を1位指名すると公表した。「ポテンシャルというところは、将来イーグルスの中でも主戦投手として活躍してくれると思います」と1位指名決断の意図を語った。これで1位指名を公表したのは巨人、広島、オリックス、ソフトバンク、日本ハム、西武に続き7球団目となった。

 荘司は、今年の大学生右腕でナンバーワンのポテンシャルを持っている。身長188センチの長身から投げ下ろされる、154キロの速球が軸だが、スプリットやカットボールといった変化球も一級品。石井監督も「球の力だったり変化球のキレというところは非常に優れたものを持っている」と高く評価している。

 若手投手の台頭を指揮官は熱望していた。今季は田中将や則本、岸といったベテランが先発ローテーションの中心を担った。ただ優勝を争う中盤戦以降は勝ち星が伸びず、チームの失速に直結していた。

 「長く先発の屋台骨を構築してくれると思っています」。運命のドラフト会議でチームの未来を担う、大型右腕の獲得を目指す。

 ◆荘司康誠(しょうじ・こうせい)2000年10月13日生まれ、22歳。新潟県出身。188センチ、86キロ。右投げ右打ち。投手。青山小学校時代に青山あらなみで野球を始め、小針中では新潟西リトルシニアでプレー。新潟明訓では2年春からベンチ入り。立大では2年春からリーグ戦デビュー。リーグ戦での最速は154キロ。

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