オリックス 奇跡の大逆転V! 最大11・5差からゲーム差なしの劇的連覇達成!

 優勝し胴上げされる中嶋監督(撮影・吉澤敬太)
 優勝を決め、胴上げされる中嶋監督(撮影・金田祐二)
 優勝が決まり喜ぶナイン(撮影・金田祐二)
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 「楽天2-5オリックス」(2日、楽天生命パーク宮城)

 オリックスが2年連続14度目のリーグ優勝を決めた。143試合目で最大11・5ゲーム差をひっくり返す、大逆転での連覇達成。中嶋監督が5度、宙に舞った。

 楽天に勝ち、優勝マジック1だったソフトバンクがロッテに敗れ、ともに76勝65敗2分けで今季勝敗が並んだが、直接対決で勝ち越しているためリーグ連覇が決まった。優勝球団と2位球団の勝敗成績が同数字でリーグ優勝が決まるのは史上初。

 最後もチーム一丸で勝利を刻んだ。

 四回に2点を先行されたが、五回に伏見の右前適時打、福田の左前2点適時打で逆転に成功。九回には伏見の2点適時二塁打でリードを広げた。

 先発の田嶋は四回途中で降板も、宇田川、山崎颯がイニングまたぎをこなし、最後は阿部が締めた。優勝決着の大一番でも、全員野球は健在だった。

 前半戦は苦しい戦いが続いた。昨季の本塁打王・杉本の状態が上がらず、コロナ禍で離脱者も相次いだ。今季ワーストの7連敗を喫した5月8日には、首位楽天に11・5ゲーム差を付けられた。

 だが、諦めずに巻き返した。中川圭、頓宮ら若手野手が奮闘し、エースの山本も安定感あふれる投球で白星を重ねた。チームスローガンは「全員でW(笑)おう!!」。一人一人が力を出し切り、今季最終戦で見事に笑った。

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