佐々木朗 プロ初完投負けも収穫「意味のあること」 ロッテ連勝ストップで5割復帰ならず

 「ロッテ0-1オリックス」(2日、ZOZOマリンスタジアム)

 九回の攻撃。ロッテの佐々木朗はベンチから身を乗り出して声援を送ったが、思いは届かなかった。9回4安打1失点、9奪三振。97球の力投も援護なく、プロ初の完投負けを喫した。

 それでも右腕は「球数を少なくいけたことが結果的に完投につながりました。シーズン終盤で今日のように完投できたことはすごく意味のあることだと思っています」。優勝争いの中の痛い敗戦も、省エネ投球でリリーフ陣を休ませられた事実に収穫を強調した。

 相手の奇襲にも動じずアウトを重ねていった。初回は福田、中川圭がセーフティバントを試みるも難なく処理。「ビックリしました。フィールディングに課題があると言われていた中でアウトを取れて自信になりました」と納得。四回まで完全投球と付け入る隙を与えなかった。

 しかし五回、先頭・頓宮を死球でこの試合初の走者を許すと、宗に右前打を浴びた。1死一、三塁から伏見を遊ゴロに仕留めるも、三走が生還し、決勝点となってしまった。

 打線の援護がない中で九回もマウンドに上がり、2死一、二塁からこの日最速となる161キロをマーク。チームは今季17度目の完封負けで勝率5割復帰を逃したが「引き続きしっかり長い回を投げていきたい」と佐々木朗。中身のある黒星を次回登板で必ず、勝利へ変えてみせる。

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