巨人・原監督 捕手の大城に苦言「初めて彼に託したんだけど」「ちょっと聞いてみたいね」

 5回途中、投手交代を告げる原監督
 初回に2点、3回に1点を失った井上(撮影・佐藤厚)
 7回、中田は空振り三振に倒れる(撮影・佐藤厚)
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 「巨人1-4中日」(24日、東京ドーム)

 巨人が完敗を喫し、借金は再び今季ワーストタイの「7」。最下位・中日とも1・5差となった。

 ヨーイドンで失った2点が痛かった。プロ初先発の井上は立ち上がり、いきなり先頭岡林に初球を右前打。続く溝脇には2ストライクから左前打を打たれた。そして、捕手大城の捕逸でピンチ拡大。阿部の適時打と挟殺プレーでの吉川の悪送球の間に2点を先制された。結局、五回途中8安打3失点だったが、初回の2点で主導権を奪われた。

 試合後、原監督は井上に関する質問に、「今日は初めて卓三(大城)にね、『何とかうまくリードしてくれ』ということを初めて彼に託したんだけど。やっぱり初球、あるいは2ナッシングで一塁、二塁でパスボールという部分ではね」と首をひねり、女房役の大城に苦言を呈した。

 5年目29歳の大城は正捕手として期待されながらもう一枚、殻を破れない現状。指揮官は「なんというかな。我々はああいう若い人達を育てなきゃいけないからね。卓三もそうやってピッチャー、あるいはみんなに育てられてきたからね。一生懸命やってはいたけど、そのへんで何て言うか、彼のピッチングを引き出すことができたのかなというのはね、ちょっと聞いてみたいね」と、もどかしそうに語った。

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