九州学院・村上慶 兄のヤクルト村上超え聖地2長打も「まだ簡単に兄を超えられない」

 試合後の整列を終え、帝京五の選手たちに声を掛ける九州学院・村上慶太(撮影・伊藤笙子)
 帝京五を破り、駆け出す村上慶(左から2人目)ら九州学院ナイン(撮影・北村雅宏)
 6回、三塁打を放つ九州学院・村上慶(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、九州学院14-4帝京五」(13日、甲子園球場)

 ヤクルト・村上宗隆内野手の弟で九州学院の4番・村上慶太内野手(3年)が甲子園デビュー戦で三塁打と二塁打の長打2本を放った。

 六回の4打席目、高く打ち上げた打球が右翼手のグラブをかすめ転がるうちに、村上は三塁へ。八回の6打席目は左翼フェンス直撃の二塁打を放った。

 兄・宗隆は1年生だった2015年夏に甲子園に出場したが4打数無安打で初戦敗退。慶太は2安打で初戦突破を果たした。兄譲りの広角へ打ち分ける打撃で、先発全員19安打で14得点を奪ったチームをけん引。兄の甲子園成績を上回ったが「まだまだ簡単には超えられない。試合に勝てたが、自分の実力として超えたい」と、改めて敬意を示した。

 前日には兄から「甲子園は最高の場所だから楽しんで」とメッセージをもらっていたという慶太。「独特の雰囲気で、すごいところだなと。大観衆で最初は緊張したが、少しずつ慣れた」と、雰囲気を堪能した。

 7月31日・阪神戦(甲子園)から8月2日・中日戦(神宮)まで5打席連続本塁打の日本記録を樹立し、12日には41号を放った兄の存在に「僕も初めて大観衆の中でプレーして、プロはこれが毎日なのですごい」と改めて大きさを実感した様子。

 初戦の前にはチームが新型コロナ集団感染し、練習も制限せざるを得ない事態になったが力を合わせて乗り越えた。「今日の内容はまだ満足していない。最後の二塁打はレフトへいい当たりが打てた。ホームランを打てるようにしたい」と力を込めた。

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