「日本ハム－西武」（９日、札幌ドーム）

　日本ハムの伊藤がオールスターで披露した超スローカーブを実戦で披露した。

　三回２死走者なしで４番・山川を迎えると、その初球、球速も計測できないほどの山なりのスローボールを投じた。投球はボールとなったものの、スタンドのどよめきを誘った。

　２球目は１４８キロの直球で空振りをさそうなど、緩急差をつける投球で最後は中飛に打ち取った。

　現在９勝の伊藤はこの日勝てばオリックス山本に並ぶリーグトップタイの１０勝目となる。日本ハム投手の新人から２年連続２ケタ勝利となれば、西崎幸広が８７、８８年に記録して以来３４年ぶり。西崎は新人から５年連続で２ケタ勝利を挙げている。