日本文理・田中 出血影響し7失点降板 プロ注目も進路未定

 「全国高校野球選手権・1回戦、海星11-0日本文理」(8日、甲子園球場)

 野球の神様はほほえんでくれなかった。最後は投打でプロ注目の日本文理(新潟)田中晴也投手(3年)が空振り三振に倒れ、ゲームセット。投げては最速148キロをマークも6回8安打7失点と海星打線に打ち込まれた。

 2点を追う五回、右手人さし指に異変があり一度ベンチに下がった。指の皮がむけた影響で出血しながらも続投。ただ「最後の一押しが足りなかった」と六回に4点を失った。昨夏も初戦で8回15安打8失点で敗戦。雪辱を誓って大舞台に臨んだが、本来の投球ができなかった。

 「やり直せるならやり直したいのが本音だけど、できないのが高校野球。この経験を生かしていきたい」。進路は未定だが、最終的に目指すのは「日本を代表する選手」だ。涙も流さず終わった高校最後の夏。この悔しさは必ず田中を強くする。

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