ヤクルト・村上が自身初の1試合3本塁打 連敗脱出で4番のプライド「それぐらいの責任を背負ってる」

 11回、村上は左越えに勝ち越し2ランを放ちガッツポーズ(撮影・山口登)
 延長11回、村上(左手前)の勝ち越しとなる2ランを、ベンチから見つめる矢野監督(右から3人目)=撮影・北村雅宏
 11回、村上は左越えに勝ち越し2ランを放つ(投手・石井、捕手・梅野)=撮影・山口登
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 「阪神2-4ヤクルト」(31日、甲子園球場)

 ヤクルトの村上宗隆内野手が自身初の1試合3本塁打をマーク。4番が試合を決め「それぐらいの責任を背負ってますし、そういう打順というのは自覚しているので」と語った。

 まず2点を追う七回。先頭で打席に入り、4球目。外角高めに入った変化球を強振した打球はぐんぐん伸び、左翼席に着弾した。35号ソロで1点差。30日にも2ランを放っており、敵地・甲子園で2試合連続アーチを描いた。村上は球団広報を通して「チャンスメークする気持ちで打席に入りました。強引にいかず、コンパクトに打つことができました」とコメントした。

 次は1-2で迎えた土壇場の九回1死。阪神の守護神・岩崎から、今度は豪快に引っ張り、右翼席へ同点の36号ソロをたたき込んだ。1試合2本塁打は6月29日広島戦(マツダ)以来8度目。

 そして2-2の延長十一回。2死一塁から石井の高めに浮いた変化球を、左翼席へ運んだ。勝ち越しの37号2ラン。コロナ禍で苦しむチームでただ一人、若き主砲が奮闘し「まだまだ厳しい戦いが続くと思うので、しっかり勝って頑張りたい」と前を向いた。

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