阪神・近本の母校 社が初のファイナル 「僕で絶対負けない」今大会初先発の芝本好投

 「高校野球兵庫大会・準決勝、社5-1長田」(27日、ほっともっとフィールド神戸)

 兵庫大会は準決勝が行われ、阪神・近本の母校、社は67年ぶりに準決勝に進出した長田を下して、初の決勝進出。夏の甲子園初出場に王手をかけた。

 準決勝の壁に阻まれてきた社が、夏の県大会で初めて決勝に駒を進めた。創部100周年の勢いに乗る長田に、今大会初先発の背番号1、芝本琳平投手(3年)が7回2/3を6安打、8奪三振、1失点と好投した。

 「この夏は、僕で絶対負けない」と心に誓ったマウンドだ。昨秋は県大会で優勝しながら、近畿大会1回戦で近江に逆転負け。センバツに届かなかった悔しさが胸にあった。

 中学時代の二塁手から、当時の指導者の勧めで高校から投手に転向した。当初は最速127キロほどだったが、今は147キロと20キロも球速がアップ。肘を伸ばして大きく後ろに引く、ダイナミックなアーム投法で躍動する。

 阪神・近本の母校でもある同校は、04年にセンバツ出場しているが、夏の甲子園はまだない。決勝の相手、神戸国際大付は、現3年生が1年時の秋季県大会3回戦で延長十三回タイブレークの末に敗れた相手。芝本は「先輩の借りを返したい。思いを背負って戦う」と意気込んだ。

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