社4強入り 福谷がV2ラン 中学時代は近本と同じ恩師「自分たちが行くしかない」
「高校野球兵庫大会・準々決勝、社2-0明石商」(25日、ほっともっとフィールド神戸)
社が明石商との投手戦を制して2年連続の4強入り。1安打完封と力投した堀田柊投手(3年)を攻守で援護したのが、3番・福谷宇楽(うた)内野手(3年)だ。
0-0の三回2死一塁の場面で山本巧監督(50)が「チームに勇気を与えた」という左翼への先制&決勝2ラン。初回に左翼へ抜けそうな三遊間の当たりを遊ゴロに仕留めるなど、再三の好守でもり立てた福谷は「投手を助けたい気持ちだった」と胸を張った。
阪神・近本の母校でもある同校は、夏4強が最高成績。同じ淡路島出身の福谷は、津名中野球部時代に、近本が東浦中で指導を受けた巽史明監督から指導を受けた。「今の僕があるのは巽先生のおかげ。体の大きさだけじゃない(頼らない)技術をたたき込まれた」と振り返る。
同じ系譜を継ぐ近本の活躍は「勇気になる」と憧れの存在。初の夏の聖地へ「今まで先輩方が行けなかったので、自分たちが行くしかないと思っている」と力強く宣言した。





