プロ野球 各球団で感染拡大 斉藤コミッショナーは日程消化懸念

 日本野球機構(NPB)とJリーグの合同による「第59回新型コロナウイルス対策連絡会議」が19日、オンラインで開催され、プロ野球の斉藤惇コミッショナーは相次ぐ球団内での感染拡大事例から、残り試合の日程消化に懸念を示した。

 今季は4月に楽天、DeNA、オリックスで多数の陽性判定者が出たことにより計9試合が中止。6月にはソフトバンクでの陽性者が出て2試合、7月はヤクルトで陽性者が出たことで2試合が中止となっている。

 さらに18日までに日ハムで新庄ビッグボスを始め計15人が陽性判定を受け、広島では2軍で計34人が陽性となるなど各球団での感染拡大が続いている。

 斉藤コミッショナーは「野球をやる場合には選手の感染自体が問題で、感染をなんとかして止めないことには。いくつか試合中止もセ、パともにやらざるを得なかった。非常にスケジュールを心配している」と話した。

 昨季はクライマックス・シリーズ(CS)、日本シリーズの日程を1週間後ろ倒しにする措置を取ったが、今年は来年3月のWBCへ向けた侍ジャパンの強化試合がシーズンオフに予定されているため「日本シリーズ、あるいはCSの試合予定を変えることは無理。何としてでもそれまでに試合を完了しなきゃいけない」と危機感を口にしていた。

 また、会議では専門家から疫学的な報告を受け、口内ケアのためのマウスウォッシュが感染予防に有効という話もあったとした上で「しっかり選手たちにも伝えていきたい」とした。

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