今治西が18年以来の4強入り 吉本が「野球人生初」のサヨナラ打「心の底から喜びが」

 「高校野球愛媛大会・準々決勝、今治西1-0吉田」(18日、坊っちゃんスタジアム)

 今治西が0-0の九回に、5番・吉本勝太捕手(3年)の一撃でサヨナラ勝ち。2018年以来の4強入りを果たした。

 九回1死一、三塁のチャンス。4番・篠宮康輔内野手(3年)が、この日3度の申告敬遠で歩かされて満塁となった。「自分は自分の仕事をするだけ」。吉本は自分に言い聞かせた。3球目に試みたスクイズは“失敗”。ウエストされたがなんとかファウルで逃れた。仕切り直した5球目、低めの直球を思い切り振り抜いた。打った瞬間、勝利を確信した吉本は両手でガッツポーズ。飛び跳ねながら一塁へ走り出した。

 「野球人生初」だというサヨナラ打に「あまり覚えてなくて…」と、苦笑いの吉本。「心の底から喜びが湧いてくるようだった」と、歓喜をかみしめた。

 投げては2年生エースの松田真拓投手が9回4安打無失点の好投。打線の援護がない中でも粘り強く投げ抜き、今大会3試合目の完投勝利を手にした。

 「甲子園に行くのは(自分の中で)決めていること」と、強気に話す吉本。「気持ちを強く持って、いろいろな人の思いを背負っていることを感じてプレーしていきたい」と、あと2勝に迫った愛媛の頂点を見据えた。

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