川越東のプロ注目左腕・伊藤 7回11K無失点でアピール「自分としてはいい状態」

 「高校野球埼玉大会・2回戦、川越東6-0春日部工」(11日、レジデンシャルスタジアム大宮)

 川越東のプロ注目左腕・伊藤匠海投手(3年)が7回5安打無失点と好投。複数のプロスカウトが視察する前で変化球を駆使して11奪三振とアピールした。

 気迫の投球で本塁を踏ませなかった。「まだ球がばらけているけど、スライダーで空振りを多くとれた」と二回以降は毎回の11奪三振。六回、2死一、三塁のピンチも5番打者を空振り三振に仕留め、無失点にしのいだ。

 183センチ、74キロと細身だが、変化球をうまく使って相手打者を交わす。元々は右利きだったが、野球好きの祖父に「左投手の方がいいから」とボールを握り始めた3歳から左利きに変えたという。

 昨夏頃から左肩に違和感を覚え、「胸郭出口症候群」の診断を受けた。同11月に手術し、今年2月下旬からキャッチボールを開始。今春は登板せず、大一番の勝負に向けて調整を続けてきた。

 現在は「最初はけがで球も行かなくて苦しい時期はあったけど、少しずつ戻ってきていて、ストレートも走るようになってきている。自分としてはいい状態になってきている。あとはコントロールがもう少しまとまってくれば」と伊藤。夢のプロ入りへ、アピールを続ける。

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