巨人・大勢 菅野救う圧巻の火消しで16セーブ目 原監督も賛辞「見事な火消し」

9回ピンチで登板し、最後を締めた大勢(左)=撮影・伊藤笙子
 9回、左足に死球を受けた坂倉(右)に謝罪する大勢(撮影・伊藤笙子)
 9回、左足に死球を受けた坂倉(撮影・伊藤笙子)
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 「巨人2-1広島」(19日、東京ドーム)

 巨人のドラフト1位・大勢投手(関西国際大)が、一打逆転の窮地を振り切り、両リーグ独走の16セーブ目を挙げた。

 先発・菅野が1死から連打を浴び一、二塁とピンチを作ったところで降板。原監督は大勢を投入した。

 本調子ではなかった。坂倉をカウント2ストライクに追い込むも、低めに投じたフォークが指に引っかかってしまった。左つま先に当たる死球となり、1死満塁とさらにピンチを広げた。痛みでその場にうずくまる坂倉に球場は騒然。右腕も打席に駆け寄り、帽子を脱いで謝罪の意思を示した。

 守護神の底力でリードを守り切った。続く小園の打席でも引っかかりに苦しんでいた。それでも、何とか修正し中飛に。最後は野間を落ちる球で空振り三振に仕留めた。試合を締めた守護神は安堵(あんど)の表情を浮かべ、グラブをポンとたたき、大城とグータッチを交わして勝利の喜びを分かち合った。

 試合後、原監督「大したものですね。見事な、まあまあ火消しだったと思います」と評し、イニング途中の登板は初となったことに「少し荷が重かったかもしれないですけど、その中で自分のピッチングができたというのは、非常に大きいですね」とねぎらった。

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