日本ハム・今川 汚名返上V打 ビッグボスからの苦言「真摯に受け止めた」
「日本ハム2-0ソフトバンク」(14日、札幌ドーム)
執念のフルスイングが決勝打となった。三回、1死一、二塁の絶好機。2番でスタメン出場した日本ハム・今川が136キロのフォークを左翼線にライナーで運ぶ2点二塁打。二塁ベース上で右手を突き上げ、人差し指で天を指して喜びを表現した。
「この前の悔しい中でのいい結果だったので、感情が出てしまいました」。
“この前”とは10日のオリックス戦。五回無死一塁で初球、2球目を、バントの構えからバットを引いて簡単に追い込まれた末に空振り三振。直後に交代させられていた。試合後は新庄ビッグボスからチーム全体に対して「1軍に残りたいという姿勢が全く見えない。バットを出さない限り一生結果はない」と苦言を呈された。
「自分自身のことも含めてだと思って、真摯に受け止めた」と振り返る。出場機会を失う中、休日返上でバットを振った。「今つかまないと、来年は絶対にないと思って毎日打ち込んでます」。巡ってきた機会で汚名返上。「結果につながったのは、練習の成果」と胸を張った。