巨人ド貧打地獄5連敗 昇格即6番先発の中田がマルチも1番~5番無安打
「DeNA3-1巨人」(10日、HARD OFF ECOスタジアム新潟)
新潟のオレンジ色のスタンドが、何度も大きなため息に包まれた。わずか4安打1得点の貧打にあえぎ、今季初の5連敗。巨人・原辰徳監督(63)は険しい表情で「もっと打たないとね。打線のチームだから。ピッチャー陣をカバーしてあげないといけませんね」と声を絞り出した。
2軍で調整をしてきた中田を昇格させ即、6番で先発起用するカンフル剤を投入した。大砲は、いずれもバットを折りながら二回に右前打、七回に中前打とド執念でマルチ安打をマーク。だが、それが得点に結びつかないのも、もどかしい。
この夜は4番・岡本和を含めた1番~5番まで無安打に終わる悪循環。指揮官は「やっぱり1番、2番が(塁に)出て3番、4番、5番、6番というところでしょ。それが、なかなか機能しない」と嘆いた。5連敗中はいずれも3得点以下。打線の立て直しも急務だろう。
直近10試合で1勝9敗。4位の中日に0・5ゲーム差に迫られた巨人。踏ん張りどころを迎えた。




