オリックス 山本由伸まさか 柳田にプロ初満塁被弾で6回途中7失点KO「悔しいです」
「ソフトバンク7-3オリックス」(3日、ペイペイドーム)
オリックスの山本由伸投手は今季最短の5回1/3を投げ、自己ワーストの7失点(自責6)で降板した。被安打10は自己ワーストタイ。最後は柳田に勝ち越しのグランドスラムを献上。山本にとっては、プロ初の満塁弾を被弾し、マウンドで両膝に手をついた。
二回までは、3つの三振を奪うなど、順調。ただ、三回1死から連打と四球で満塁とした。この場面で柳田はボテボテの一ゴロに打ち取ったが、本塁送球に焦ったバレラが失策で先制点を許した。
さらに、四回は2死一、三塁から三森に中前適時打を献上。続く牧原大にも右前適時打を浴びた。4四死球と制球の乱れも目立った。
同点の六回は1死から死球と連打で満塁。柳田に粘られる中、カウント2-2から左中間席に手痛い一発を浴びた。マウンドでは、両膝に手をつき、下を向いたまま動けなかった。
山本は「チームが同点に追いついてくれたのに、粘り切れず悔しいです。今日はそれしか言えることがありません」とコメントした。
エース・山本は4月19日のソフトバンク戦で自身の連勝記録が「18」でストップ。前回登板の同26日・日本ハム戦では7回2失点で勝ち負けともにつかなかった。
昨季は5月に1勝3敗と苦戦。「今年は波が小さいので、去年の今頃とは状態が違う」と自信を持ってマウンドに上がったが、3試合連続で白星をつかむことができなかった。