巨人・坂本 阿部超え通算2133安打“代役4番”で打線けん引 首位返り咲き導いた

 「巨人10-4DeNA」(12日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 南国の陽気にいざなわれ、巨人打線が元気を取り戻した。前カードでは拙攻にあえいだが、球団初となる沖縄県での主催試合で猛攻を披露。沖縄復帰50年、那覇市制100周年を記念した特別な試合で今季初の2桁得点で、首位に再浮上した。

 “代役4番”を務めた坂本勇人内野手が打線をけん引した。同点の三回1死では右前打で、次打者・丸の勝ち越し2ランを演出。四回1死一塁でも左前打を放ち、中島の適時二塁打で生還した。主砲・岡本和が体調不良で欠場した中、2019年7月31日・広島戦以来、986日ぶりに4番に座ったキャプテンが、しっかりと穴をカバーした。

 これで通算2133安打に到達。球団歴代通算安打数で阿部慎之助を抜いて、単独4位に浮上した。王貞治、長嶋茂雄、川上哲治の永久欠番のレジェンドに次ぐこととなり、記録を抜かれた阿部コーチも「自分と比べる選手じゃない。もっと上(3000安打)を目指して頑張ってほしい」と激励した。

 原監督も「まだまだ途上であるという気持ちを持ち続けるところが大事だと思いますね」とコメント。伸びていくであろう安打数に期待を寄せた。

 自身の自主トレ場所であり、キャンプ地でもある球場で躍動した坂本。沖縄で仕上げてきた成果を地元ファンへ存分に見せつけ、さらなる高みを目指す。

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