オリックスナインも衝撃 佐々木朗に紅林は「バケモン」福田は「人生初かもしれない」

6回、紅林に中飛を打たれ、連続奪三振が途切れた佐々木朗(撮影・出月俊成)
 9回、代打に送る中川圭(左手前)と山足(中央)を激励する中嶋監督(撮影・開出牧)
 9回、代打・杉本を空振り三振に仕留め、完全試合を達成した・佐々木朗(撮影・出月俊成)
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 「ロッテ6-0オリックス」(10日、ZOZOマリンスタジアム)

 完全試合を許したオリックスナインも衝撃の投球内容だった。紅林弘太郎内野手と福田周平外野手が、完全試合を喫した佐々木朗についてコメント。吉田正尚外野手も脱帽した。

 同学年で、13者連続三振で食い止める中飛を放った紅林は「バケモンでした」と苦笑い。2打席目の中飛は「たまたまです。何とか前に飛ばさなきゃと。事を起こさないと試合が動かないと思ったので、何とか当てて前に飛ばそうと思った。真っ直ぐだけ、手からボールが離れる前に振るぐらいのイメージだったんですけど、詰まった。どうもできなかったです」と振り返った。「今日の佐々木くんのピッチングは今まで対戦した中で、群を抜いていましたね」と屈辱を通り越し、対戦できたことに感激している様子だった。

 好打者の福田にとっても異次元の投球だった。「連続3三振っていうのは、もしかしたら人生初なのかもしれないですね。球も速かったですし、フォークボールもやっぱり反応だけで打てるようなフォークじゃなかったので、僕の中では」と舌を巻いた。そして、紅林と同じように「でも、正直やっていて楽しさはありましたね。こんなにすごいピッチャーと対戦できるっていう。何とか打ち返したいという気持ちはあったんですけど」と異次元投球を体験できた喜びもにじませた。

 今季、1三振だった吉田正はまさかの3三振。日本を代表するスラッガーにして、「打席、打席で修正しながらやってたんですけど。完全に相手が上だったと思います」と佐々木朗を称え続けた。

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