ロッテ・石川2勝目 開幕3戦23イニング自責ゼロ 女房役・松川に感謝
「ロッテ5-0オリックス」(8日、ZOZOマリンスタジアム)
これぞエースの貫禄だ。33歳最後の登板でロッテ・石川が8回を無失点に抑え、2勝目を挙げた。お立ち台に上がり「気持ちいいです」と笑みを浮かべた。これで開幕戦登板から3試合、23イニング自責点0。「松川にほぼほぼ頼って、抑えられた感じです。いい感じでリードをしてくれた」と女房役に感謝した。
昨季、し烈な優勝争いで敗れたオリックスとの初対戦。前年に12打数5安打、打率・417、3本塁打の天敵・杉本を徹底的に封じた。二回にシンカーで空振り三振を奪うなど3打数無安打。この日は千葉移転後、マリンスタジアムで通算2000試合目。節目のゲームで勝利の立役者となり、井口監督は「何と言っても石川がしっかり八回まで投げてくれたことが一番。もうエースですからね」。開幕投手に指名した右腕を絶賛した。
故郷の偉大な先輩にささげる1勝となった。7日に藤子不二雄(A)氏が死去。「あまり詳しくはないですが、富山を代表する方なので、とても残念です」。防御率0・00の右腕も全力で腕を振り、勝ち星を増やしていく。


