浦和学院・鍋倉 決勝3ラン「自分も打ちにいかないと」全員で勝ち取ったベスト4

 「選抜高校野球・準々決勝、浦和学院6-3九州国際大付」(28日、甲子園球場)

 浦和学院(埼玉)は九州国際大付(福岡)に6-3で競り勝ち、7年ぶりのベスト4を決めた。休養日を挟み、30日に準決勝が行われる。

 勝利を決める右翼スタンドへの3ランに、浦和学院の4番・鍋倉和弘内野手(3年)は力強く右拳を掲げた。「喜びが大きかった。打球がのびてくれた」。ダイヤモンドを1周し、ベンチに戻ると仲間とともに笑顔で喜び合った。

 仲間の思いも乗せた一発だ。同点に追いつかれた直後の八回。四球と安打で1死一、二塁の好機を作ると「伊丹と金田がつないでくれて、自分も打ちにいかないといけない」と内角高めを振り抜いた。

 相手左腕・香西への対策としては前日に同じ左腕で投げ方が似ているというプラカード役の綿引健将投手(3年)が打撃投手を務めた。「練習で投げてくれて軌道とかフォームが分かっていたので打てた」と鍋倉。全員で勝ち取った1勝に頬が緩んだ。

 昨秋から指揮を執る森大監督(31)は初の聖地で4強入り。父で前監督の森士氏が監督として初出場した92年の4強にも肩を並べた。「最後の最後に魂を見せてくれた」と指揮官。快進撃を続ける新星・浦学の勢いは止まらない。

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