浦和学院 逆転を阻止する好返球に「最高の球だった」左翼手・小林がビッグプレー

 8回、九州国際大付・佐倉の左前打のとき、本塁へ好返球を見せる浦和学院・小林
 4強入りを果たした浦和学院ナイン。決勝3ランの鍋倉(手前左から2人目)はカメラに向かってサムズアップ(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・準々決勝、浦和学院6-3九州国際大付」(28日、甲子園球場)

 浦和学院が劇弾2発で7年ぶりの春ベスト4入りを決めた。

 まずは1-1の6回裏に2番・伊丹一博外野手(3年)がフルカウントからの内角球をうまく肘をたたみ、左翼ポール直撃の大会第4号ソロ。3-3に追いつかれた直後の8回裏1死一、二塁では4番・鍋倉和弘内野手(3年)が内角直球にややつまりながらも低い弾道で値千金の3ランを運んだ。

 8回表には1点を返されなお2死満塁から相手の4番に左前安打を浴びたが、レフトの小林聖周外野手(2年)が好返球で逆転となる4点目を阻止するビッグプレーが光った。

 2安打4打点の鍋倉は「相手の4番も打っていたので自分も負けられないと思った。センターへ返す意識で内に来たら引っ張るつもりだった。少し詰まったが、入った瞬間はうれしかったです」とうれしそうに汗をぬぐった。

 森大監督は(31)は小林の返球に「最高の球だった」と賛辞。打線については「昨秋から接戦をものにするには1本の長打力と言ってきた。伊丹、鍋倉がいいところで打ってくれた」とうなずいた。これで大会5本塁打のうち4本までもが浦和学院。「選手一丸で決勝へ進みたい」と森監督は9年ぶりの春の頂点をイメージしていた。

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