大阪桐蔭・西谷監督 聖地通算59勝で単独2位 憧れPL中村氏超えも「もっと勉強」

 「選抜高校野球・準々決勝、大阪桐蔭17-0市和歌山」(28日、甲子園球場)

 大阪桐蔭が投打に圧倒的な力を見せつけて市和歌山を破り、2018年以来の4強入りを果たした。六回に伊藤櫂人内野手(3年)がセンバツ史上初となる1イニング2本塁打を放つなど、チームは6本塁打。1984年のPL学園の大会記録に並んだ。また西谷浩一監督(52)は甲子園通算59勝となり、2位で並んでいたPL学園・中村順司氏を抜き、歴代単独2位となった。準決勝は休養日を挟み、30日に行われる。

 「大尊敬」する中村氏を追い抜いたことを問われ、西谷監督の口調に力がこもった。

 「数字を超えたから勝った、という気持ちはありません。もっともっと勉強をして力を付けたい」

 自身がコーチ時代から「どうやってPLを倒そうか」と考え続けてきた。中村氏に肩を並べた際には「まだまだ足元にも及ばない。いつか中村監督のようになりたい」と語っていた。目標は今でも変わらない。

 58勝目は広島商の出場辞退を受け、自身初の不戦勝で手にした。この日の試合前、選手たちに「試合ができるだけでありがたい。きょうは心から野球をしよう」と語り掛け、記録的な大勝を引き出した。歴代1位は智弁和歌山・高嶋仁氏の68勝。やるべきことはまだまだ残っている。

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