ヤクルト 小川で開幕虎狩りだ!高津監督苦悩も決断 5回2/3を7失点も信頼不変

 DeNA戦に先発した小川(撮影・堀内翔)
 ノックバットを手に笑顔を見せる高津監督
 3回を投げ終えて笑顔を見せる小川(撮影・堀内翔)
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 「オープン戦、ヤクルト0-8DeNA」(16日、神宮球場)

 前だけを見つめた瞳に、一切の迷いはなかった。ヤクルトの高津監督がようやく明かした開幕投手の名前。「小川でいきます、開幕は」。投手陣がしのぎを削り合いながら目指した場所。右腕に2年連続6度目の大役を託した。

 悩み、迷った末の決断だった。今オフはベテランの石川、若手では高橋、奥川がそろって開幕投手に立候補。指揮官は競争を促し続け、それぞれが好投で応えた。「すごく悩みました、正直」と切り出し、「たくさんいろいろ考えた中で小川に決めた」と振り返った。

 連覇に向かう道のりは、3月25日・阪神戦(京セラ)から始まる。チームは昨季、阪神に8勝13敗4分と大きく負け越した。小川も4試合で1勝2敗、防御率5・57と苦しんだ。さらに最終調整となったこの日のDeNA戦も5回2/3を7失点と課題を残した。

 それでも、高津監督の信頼は不変だ。「今日は反省するところもたくさんあるけど、次回の登板は開幕になる。しっかりそこに合わせて調整してほしい」と奮起に期待し、「チームに勢いをつけなくてはいけない。勝ちたいなと思います」と改めて勝利を誓った。

 また、開幕カードは26日の2戦目に高橋、27日の3戦目に原が先発することが濃厚だ。今季を戦う“骨格”が見えてきた。

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