由伸無双、ラオウ覚醒で25年ぶりV デイリーが選ぶオリックス10大ニュース

 デイリースポーツが選ぶオリックスの10大ニュース。今季は25年ぶりにパ・リーグ優勝。エース山本由伸、宮城大弥の快投、吉田正尚、杉本裕太郎、T-岡田らの劇打など数々の名場面があった2021年を振り返る。

 【1】25年ぶりパ・リーグ優勝

 10月27日、すでに全日程を終了し、京セラドームで2位・ロッテが楽天に敗れるのを見届け1996年以来、13度目の優勝を決めた。2年連続最下位からの優勝という偉業。無人のスタンドの中、中嶋監督はナインたちによって胴上げされた。

 【2】日本シリーズでヤクルトに惜敗

 11月27日、極寒のほっともっとフィールド神戸で行われた第6戦。先発の山本はプロ入り以来最多となる141球を投げ、9回1失点の快投を見せたが、延長十二回に吉田凌が川端に打たれ敗戦。2勝4敗で惜しくも日本一を逃した。

 【3】由伸15連勝&沢村賞&投手“7冠”

 10月25日・楽天戦(楽天生命)は優勝のためには絶対に負けられない一戦だった。エース山本は楽天打線を圧倒し、わずか4安打で今季4度目の完封。球団新となる自身15連勝でチームを首位に再浮上させた。18勝で最多勝、勝率・783、206奪三振、防御率1・39、4完封の投手5冠に加えて、6完投、投球回数もトップの7冠は2リーグ分立後初の快挙となった。

 【4】宮城が13勝で新人王

 プロ2年目の左腕・宮城は開幕からローテ入り。開幕5連勝を飾り、8月13日・ロッテ戦(ZOZO)では両リーグ10勝一番乗り。エース山本と左右の両輪として先発ローテを守り、13勝4敗で新人王に輝いた。

 【5】ラオウ6年目の覚醒!初の本塁打キング

 5年間で9本塁打だった杉本が32本塁打で初の本塁打王。特にロッテ戦は球団タイ記録となるカード13本塁打と得意とした。9月2日・日本ハム戦(札幌ドーム)では土壇場の九回に同点2ランを放つなど勝負強さも光った。

 【6】T-岡田が奇跡の逆転3ラン

 9月30日・ロッテ戦(ゾゾ)。1-3の九回2死でT-岡田は相手守護神・益田から右翼スタンドへ逆転3ラン。井口監督からのリクエストで一塁ベースを踏んでいないと指摘を受けたが判定は覆らず歓喜の劇的勝利。首位ロッテに3タテでゲーム差を0とした。

 【7】“鉄人”吉田正が右尺骨骨折から奇跡の復活

 吉田正は10月2日・ソフトバンク戦で死球を受け右尺骨骨折。今季絶望と見られていたが、11月10日のCSファイナルSで奇跡の復活を遂げると、日本シリーズ第1戦ではマクガフからサヨナラ打を放つなど“鉄人”ぶりを発揮した。

 【8】交流戦優勝

 6月13日・広島戦(京セラ)で無失点を誇っていた相手守護神・栗林からT-岡田が自身11年ぶりのサヨナラ打など劇的勝利もあり、12勝5敗1分けで11年ぶり2度目の交流戦優勝を勝ち取った。

 【9】紅林球団初の10代2桁本塁打

 10月5日・日本ハム戦(京セラドーム大阪)でプロ2年目の紅林は先制2ランを放ち、球団の10代としては初の2桁本塁打を記録した。

 【10】ルーキー来田が史上初の初打席初球本塁打&初盗塁&初猛打賞

 7月13日・日本ハム戦(釧路)でドラフト3位・来田(明石商)はプロ初出場。第1打席で池田の初球を右翼へ本塁打。史上初の初打席初球本塁打という偉業となった。その後も左前打、二塁内野安打でいきなり猛打賞。盗塁まで決めて、初ものづくしのデビュー戦となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス