中田トレード、栗山監督退任 新庄監督ド派手に誕生 デイリーが選ぶ日本ハム10大ニュース

 デイリースポーツが選ぶ日本ハムの10大ニュース。今季は3年連続のBクラスに終わった。斎藤佑の引退や栗山監督の退任。そして新監督の誕生。コロナ禍や中田の暴力問題など、グラウンド外でも注目を集めた2021年を振り返る。

 【1】新庄氏が監督(ビッグボス)に就任

 遂にこの男が帰ってきた-。06年の現役引退から指揮官としてまさかの球界復帰。就任会見では大きな襟のシャツとワインレッドのスーツでど派手に登場し“新庄節”をさく裂させ世間の注目をかっさらた。

 11月には沖縄県・国頭村で行われた秋季キャンプを早速視察。独特の練習法で若手選手やコーチ陣にも指導を行った。また、自身のSNSを活発に更新し日常のつぶやきのみならず、奇想天外なチーム改革案も披露し来季の巻き返しに向け準備を進めている。

 【2】中田が同僚へ暴力行為

 中田が8月4日のエキシビションマッチ・DeNA戦(函館)の開始前に同僚選手1人に対して暴行。直ちに自宅謹慎処分を受け、1軍・ファーム全ての試合の出場停止処分を通達された。栗山前監督が「正直、このチームでは(プレーを続けるのは)難しいかな」と語り、その後、巨人へと無償トレードで移籍した。

 【3】斎藤佑が現役引退

 早大から2010年のドラフト1位で入団した斎藤佑が、11年間のプロ生活に別れを告げた。早実3年だった夏の甲子園では、マウンド上で青いハンカチで汗を拭く姿から「ハンカチ王子」と呼ばれ社会現象を起こした。しかし、プロでは通算で89試合で15勝26敗、防御率4・34。引退後は「株式会社斎藤佑樹」を立ち上げた。

 【4】西川ら主力3選手を自由契約に

 球団が今オフに、海外FA資格を取得している西川、国内FA資格を取得している秋吉、大田と来季の契約を結ばないことを発表。稲葉GMは「選手にとって制約のない状態で、海外を含めた移籍先を選択できることが重要と考えた結果」とノンテンダーとなったことの経緯を説明した。

 【5】稲葉GM誕生

 今夏の東京五輪で侍ジャパンの監督として金メダルに導いた稲葉氏が球団のゼネラルマネジャー(GM)に就任。チームの黄金期を知る新庄ビッグボスとともに、強力タッグな結成する。また、吉村・前GM兼チーム統括本部長はチーム統括本部長専任となった。

 【6】ルーキー伊藤が2桁勝利をマーク

 ドラフト1位右腕は、開幕からローテーションを守り、23試合に登板し10勝9敗、防御率2・90。球団の新人では06年の八木以来15年ぶりとなる10勝を挙げた。8月の東京五輪では侍ジャパンの一員として金メダル獲得に貢献した。

 【7】栗山監督が退任

 2012年から10年間チームを率いてリーグ優勝2回、日本一に1回、通算では球団歴代最多となる684勝を挙げた。ショートスターターの導入や、エンゼルス・大谷二刀流の礎を築くなど常識にとらわれない野球に挑戦し続けた。来季からは球団で新設されたプロフェッサーの役職を任され、侍ジャパンの新監督に就任した。

 【8】堀が初タイトル獲得

 左腕の堀がプロ5年目で初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手に輝いた。自己最多の60試合に登板し、39ホールド、防御率2・36の好成績を残した。入団から14年連続50試合以上登板している鉄腕、宮西を師事するセットアッパー。契約更改交渉では3200万の大幅増となる6000万円で更改した。(金額は推定)

 【9】ドラフトで大量指名

 育成4人を含む大量13人を指名。1965年に並ぶ球団最多指名となった。今年は高校生が8人と、中長期的な育成路線が見えた。

 【10】新型コロナウイルスのクラスター発生

 4月の終わりから5月にかけて選手やコーチ、スタッフなどチーム内に感染者が続出。そのため楽天戦やロッテ戦など数試合が延期となりスケジュールにも影響が出た。また、一部の選手はその後もしばらくは後遺症に悩まされパフォーマンス低下の原因ともなった。

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