中田電撃加入、大失速V逸、助っ人誤算 デイリーが選ぶ巨人10大ニュース

 デイリースポーツが選ぶ巨人の10大ニュース。今季はリーグ3連覇を逃した苦しいシーズンだった。外国人選手の帰国や大物選手の電撃加入など多くのトピックがあった2021年を振り返る。

 【1】中田が電撃加入

 8月に日本ハムで暴力騒動を起こし、出場停止処分を受けていた中田を無償トレードで獲得。パ・リーグで3度、打点王に輝いた強打者は活躍を期待されたが、2度も出場選手登録を抹消されるなど、新天地で輝きを放つことはできず。34試合で打率・154、3本塁打、7打点と苦しんだ。契約更改交渉では減額制限(1億円以上は40%)を超える1億9000万減の1億5000万円で更改した。

 【2】リーグ3連覇を逃し、日本一ならず

 リーグ3連覇&日本一を目指したシーズンは、主力の不調や故障が相次いだ。6月18日に8ゲーム差の3位だったが、首位を独走した阪神を追い上げて8月29日に4月1日以来の首位に立った。しかし、9月から10月にかけて大失速。3位を死守するのがやっとだった。CSファーストSは阪神に連勝したが、ファイナルSではヤクルトに1勝もできずに終戦となった。

 【3】桑田真澄氏が電撃復帰

 選手としてプレーしていた2006年以来、15年ぶりにコーチとして古巣に復帰。20年12月に組閣が発表されていたが、21年1月に入閣が発表される極めて異例の人事だった。1年目の今季はチーフ補佐としてサポート。来季からは投手チーフコーチとして投手陣をまとめる。

 【4】岡本和が2冠達成もCS欠場

 岡本和が今季も勝負強さを発揮。39本塁打、113打点で2年連続の2冠を達成。球団では1976、77年の王貞治以来の快挙だった。CSでも活躍が期待されたが、練習で脇腹を負傷。CSは全5試合を欠場し、チームにとっては大きな痛手となった。

 【5】外国人選手が相次ぐ帰国

 2人合わせてメジャー通算292発のテームズとスモークを獲得。しかし、テームズは1軍初出場となった4月27日のヤクルト戦(神宮)での守備でアキレス腱断裂の大けが。すぐさま手術のため帰国となった。スモークも持ち前の長打力を発揮したが、交流戦終了後に来日できていなかった家族との時間を優先し帰国。シーズン終盤に獲得したハイネマンは原因不明の体調不良に悩まされ、わずか1カ月で帰国した。

 【6】亀井が引退

 巨人一筋17年のベテランが現役を引退。10月23日のヤクルト戦(東京ド)終了後に引退セレモニーが行われたが、11月のCSファイナルSまで活躍した。来季からは1軍外野守備・走塁コーチとして入閣する。

 【7】故障者が続出

 主将の坂本が5月9日のヤクルト戦(東京ドーム)で走塁時に右手親指を骨折し、約1カ月離脱。DeNAからFAで加入した梶谷も度重なる故障で61試合の出場にとどまるなど、主力に故障者が続出した。

 【8】山口が米大リーグから復帰

 昨年からメジャーに挑戦していた山口が6月に電撃復帰。初登板した6月23日のDeNA戦(富山)でいきなり白星を挙げるなど上々の再スタートを切ったが、夏場から後半戦にかけて失速。自身7連敗でシーズンを終えるなど、わずか2勝(8敗)に終わった。

 【9】阿部2軍監督がシーズン中に異例の配置転換

 昨年からファームで指揮を執った阿部2軍監督がイースタン終了後から1軍作戦コーチに就任。シーズン中に異例の配置転換となった。来季からは1軍作戦兼ディフェンスチーフコーチとして原監督を支える。

 【10】ビエイラが日本最高球速を記録

 8月13日の中日戦(東京ド)で九回にA・マルティネスに対し166キロを計測。2016年の日本ハム・大谷、今年6月の広島・コルニエルが記録した165キロを上回った。

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