楽天の茂木栄五郎内野手が１３日、仙台市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、１０００万増の来季年俸８４００万円でサインした。（金額は推定）

　茂木は今季１２０試合に出場し、打率・２５９。キャプテン２年目のシーズンだったがコンディション不良で２度、登録抹消も経験し「自分の中でキャプテンはグラウンドにずっと立ってチームを引っ張るってことだと思いながら昨シーズンからやってきたんですけど、一年間試合に出続けられなかったので、キャプテンとしても悔しい結果に終わってしまったなと思います」と声を落とした。

　そんな中、今オフには大きな決断を下した。大学時代から慢性的に痛みが出ていた腰の「椎間板ヘルニアに対する椎間板摘出術」を１１月末に受けた。術後の経過については「最高の先生に最高の治療をしていただいて、本当に今健康なんじゃないかって勘違いするくらい順調だと思う」と笑顔。あくまで腰の状態次第ではあるが、来年１月には今年に引き続いて、広島・田中広、ロッテ・中村らと自主トレを行う見通しを示した。

　来季の目標については「まずは試合数１４３試合出続けられるように」と語った。まだ一度も達成していないシーズン全試合出場に並々ならぬ意欲を見せた。