ヤクルト・村上 好調勝ち越し2号も、打つと勝てない 第1戦に続き空砲に
「日本シリーズ・第5戦、ヤクルト5-6オリックス」(25日、東京ドーム)
豪快な一発はまたしても勝利に結び付かなかった。ヤクルトは接戦を落として日本一へ足踏み。村上は表情を曇らせた。
同点に追いつかれた直後の四回無死。2-2から山崎福の直球を完璧に捉えた。弾丸ライナーで左中間スタンドへ突き刺す勝ち越しの2号ソロ。「大振りせずにコンパクトに打つことができた」と力強く拳を握りしめた。
八回は山田の3ランで同点に追いつき、球場内が異様な空気に包まれる中で打席へ。中堅フェンス手前へ大飛球を放ったが、あと一歩届かずスタンドからはため息が漏れた。
第1戦での1号に続き、本塁打を放った試合で敗戦。それでも六回2死は一塁線を破り、シーズンでもなかった三塁打を放つなど状態は悪くない。次戦こそ勝利に導き、歓喜の瞬間を迎える。