オリックス・中嶋監督「帰れてよかった」 手の内隠さん第6戦先発予告「山本由伸」

 「日本シリーズ・第5戦、ヤクルト5-6オリックス」(25日、東京ドーム)

 夢をつないだ。王手をかけられて臨んだ一戦で“神戸決戦”への道を切り開く。「追い込まれた状態は変わらないですけど、神戸へ帰るというのはみんなの言葉」。オリックス・中嶋監督の勇気ある采配が光った。

 期待に応えてくれた。見事に重かった空気を振り払う。同点の七回1死二塁。日本シリーズ初スタメンに抜てきした高卒3年目・太田が右中間を破る一時勝ち越しの三塁打。さらに、八回にヒギンスが山田に同点3ランを浴びた1死からマウンドに送り込んだのは山岡だった。

 繰り出したシビれる継投策。山岡は6月22日・日本ハム戦以来のマウンド。9月中旬に右肘を手術。実戦復帰は16日の紅白戦だった。それでも将の期待を受け、後続を打ち取って流れを呼んだ。最後は九回、代打・ジョーンズが勝ち越しソロ。今シリーズのチーム代打成功率は5割に上る。

 舞台は整った。CS突破の際、神戸で日本一を決めたい思いを口にしていた指揮官。「言っていた手前、帰れてよかった」。最終決戦は25年前に日本一を決めた地だ。

 当然、最後まで手の内は隠さない。「熱が上がらんかったら、山本由伸」。第6戦の先発も“予告”。正々堂々とツバメを倒す。

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