ヤクルト 村上の球団最年少弾もサヨナラ負け

 「日本シリーズ・第1戦、オリックス4-3ヤクルト」(20日、京セラドーム大阪)

 一塁を回り、主砲はぐっと右手を突き上げた。日本シリーズ初出場のヤクルト・村上が21歳9カ月でシリーズ初本塁打。1978年の角富士夫の22歳4カ月を更新する球団最年少弾となった

 同点に追い付かれた直後の八回無死一塁。追い込まれながらもバックスクリーンへ、一時勝ち越しとなる2ランを放った。「奥川があれだけいい投球をしていたので、絶対に(点を)取り返したかった」。七回の被弾後にマウンドで悔しさを見せていた後輩を、一振りで笑顔に変えた。

 だが、九回無死一、二塁の守備でバントを処理したマクガフの、低い送球を捕球できず(記録は野選)。これが結果的にサヨナラ負けにつながってしまった。ただ、まだシリーズは始まったばかり。次戦こそ、不動の4番が勝利へ導く。

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