侍次期監督 栗山日本ハム前監督に一本化 大谷侍入りのパイプ役に期待

 野球日本代表「侍ジャパン」の次期監督について、今季まで日本ハムの監督を務めた栗山英樹氏(60)で候補が一本化されたことが14日、分かった。東京五輪で日本を金メダル獲得に導いた稲葉篤紀前監督(49)が9月末で退任し、後任の人選が進められていた。

 次の国際大会は早ければ2023年に開催予定の第5回WBC。米大リーグに所属する日本選手の招集が鍵を握るが、栗山氏は日本ハム監督時代の教え子であるエンゼルス・大谷の代表入りへ、そのパイプ役が期待される。

 また13年以降、小久保裕紀氏、稲葉篤紀氏と若い指導者に代表監督を託してきたが、日本ハム監督10年間でリーグ優勝2回、日本一1回の栗山氏の起用は、WBCでの覇権奪回へ実績重視の人選へとかじを切った形だ。

 侍ジャパンは東京五輪後初の国際試合として、来年3月に台湾代表との親善試合を計画中。栗山氏が監督就任となれば、まずは来春の台湾戦を初陣に、新たな世界一を目指して動き出すことになる。

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