巨人が“偽装スクイズ”成功 原監督が積極采配も追加点は奪えず

 4回、松原(31)が好機で空振り三振に倒れ厳しい表情の原監督(左)=撮影・高石航平
 4回、空振り三振に倒れる松原(撮影・金田祐二)
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 「セCSファイナルS・第3戦、ヤクルト-巨人」(12日、神宮球場)

 巨人が“偽装スクイズ”を仕掛け、チャンスを拡大した。

 1点リードの四回、先頭・大城が二塁打で出塁。続く広岡が中前打を放ち、無死一、三塁の絶好機を迎えた。

 ここで、8番・松原は初球にスクイズの構え。外角高めに外れたボールに膝を突いてバントする姿勢を見せた松原に対し、捕手の中村が三走の動きを警戒。その間に、広岡が二盗に成功した。松原はバットを引き、ボールとなった。

 原監督が積極的に仕掛け、無死二、三塁と絶好のチャンスだったが、松原とメルセデスは連続三振。吉川も左飛に倒れて無得点に終わった。

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